【バカラ攻略】ココモ法┃2連敗分の賭け金を合計していく方法

カジノゲームには必勝法があるかないか、という議論は相当長い歴史があると思われます。

掛け金をベットして、規定のルールに沿って、倍率もルールで確定している条件で、長期的に必ず勝ち越す方法。
ギャンブルをしたことのある人なら必ず考えてみたことがあるテーマでしょうが、実際にはゲームのルールは公平に作られているため、そんな夢のようは方法は存在しません。

しかし、いつの時点かはわかりませんが、ゲームのルールを利用した必勝法が無理なら、掛け金を上下させることで必勝法を編み出そうする人が現れるようになりました。
ココモ法というのは、そうした流れの中で考案された、長期的な勝負で必ず持ち金を増加させる手法の一つです。

ココモ法の前に、まず、もっとも単純なマーチンゲール法について説明します。

■マーチンゲール法
これは、非常に単純です。
勝率が1/2で、勝利時に取得できる金額の掛け金に対する倍率(オッズ)が2倍となる単純なゲームに適しているといわれています。

やり方は簡単で、まず初回のゲームで1ドルをベットします。
これで勝利すれば2ドルを得て、差し引き1ドルの勝ちです。この場合、マーチンゲール法を使う余地はありません。

逆に初回ゲームを落としたとき、1ドルを失います。
多くの人はここで、また1ドルを賭けて賭けを継続すると思われますが、この方法では、負けたときは必ず掛け金を倍にするというルールがあります。勝つまで掛け金を倍、倍、倍、としていく、これがマーチンゲール法の全てです。
おそらくこの方法は聞いたことのない方のほうが少ないのではないでしょうか。

2回目は2ドルをベットしますので、勝利したら4ドルを得て、初回と2回目の掛け金3ドルを差し引いて1ドルの勝ちになり、次のベットはまた1ドルからに戻ります。
しかし2回目も負けてしまったら、3回目はさらに倍の4ドルを賭けます。
勝利したなら賞金は倍の8ドル、ここまで賭けた1、2、4ドルの合計7ドルを差し引いて1ドルの勝ちです。
大層なことを言っておいて、勝ちが毎回1ドルと聞くと、ずいぶんつつましい必勝法だと思われそうですが、そもそも客が勝てないように設計されているカジノゲームで確実に勝てる計算が成り立つだけでも馬鹿にはできないことなのです。

しかし、すでにお気づきの通り、これは実行するとなると、様々な問題が出てくるため、実際にカジノで使うことはできなくはありませんが、長期的に安定して勝てるかというとそうでもありません。その理由はまた最後にまとめますが、先にココモ法について説明しましょう。

■ココモ法
これは、前述のマーチンゲール法を少しだけ改良したものになります。
少し違うのは、この方法がより適しているのは勝率が1/3となるゲームで、オッズが3倍に固定されているゲームであるということです。

マーチンゲール法との違いはただ1点、負けた場合は次のゲームに賭ける金を倍にするのではなく、前回と前々回の掛け金を合計した額を賭けて行くということです。

数回勝負した場合を計算してみましょう。
1回目、1ドルを賭けます。オッズは3倍なので、もし勝利すれば3ドルを得て2ドルの利益です。

1回目で負けた場合は、前々回の掛け金というものが存在しないため、このときだけは掛け金を倍にします。
2回目、2ドルを賭けて、勝利すれば3倍の6ドルを得て、1、2回目の掛け金合計3ドルを引いて3ドルの利益です。
3回目の勝負となったら、1、2回目のベット額を合計した3ドルを賭けます。勝利で9ドルを得て、そこまでにベットした6ドルを引いて3ドルの利益です。

以降計算は省略しますが、4回目で勝てば利益は4ドル、5回目で5ドル、6回目7ドル、7回目10ドル、と負け回数が増えるほど、最終的な勝ち額が大きくなっていきます。
掛け金が倍々に膨らむマーチンゲール法より掛け金の増大スピードが緩やかで、かつ勝利時の利益も大きいため、大変優れた方法に思われます。

■バカラにココモ法は有効か
バカラはプレーヤーとバンカーのいずれかの勝利を予測します。引き分けがまれに起こるため、勝率は50%ではありません。いずれかの勝敗を当てれば配当は2倍、引き分けを当てれば8倍と、上述の仮定とは条件が異なるので計算が複雑になりますが、詳細を省いて結論から言うと、バカラでココモ法を用いれば、計算上は勝利時に確実に利益を出せることがわかります。

■実際上の問題点
しかし、これらの方法は、まず、勝つまで掛け金を上積みできる資金力がなければ実施できず、それも10連敗などしようものなら、上記計算でも損失は200ドルを超えてしまいます。更にテーブルでベット額の上限が設定されているため、ある程度連敗したら、1回の勝利でプラスにできる額のベットをさせてもらなくなります。

そのため、万能の必勝法ではありませんが、たとえば5連敗したら大人しく撤退すると決めて挑戦すれば、普段にないスリルと、首尾よく勝利したときはそれなりの勝ち額を手にすることもできるかもしれません。限度を十分見極めたうえで、あくまでゲームと割り切ってならやってみるのも良いかもしれません。